今回は「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
」について
お届けします。
骨粗鬆症とは
骨粗鬆症とは骨が粗(あら)くなり鬆(す)の入った状態になる病気で、更年期後の女性に多く見られます。ヒトの骨は成長するにしたがって量(密度)が増え、20歳前後で最大に達し、その後徐々に減少していきます。健康なヒトでも年をとるにつれてだんだん減って軟らかくなるのが自然ですが、その骨の減り方が普通よりも多い場合に骨粗鬆症と診断します。
骨粗鬆症で怖いのは骨折
骨粗鬆症になると、骨がスカスカ、ボロボロになるために、骨折を起こしやすく、また、折れると治りにくいために寝たきりになることも多く、ボケや死亡の原因にもなります。起こしやすい骨折は、脊椎圧迫骨折(せぼね)、大腿骨頚部骨折(あしのつけね)、橈骨遠位端骨折(てくび)、上腕骨頚部骨折(かた)などです。
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骨粗鬆症にならないために
骨粗鬆症に対しては予防が第一で、若いときから十分なカルシウムとビタミンDをとること、日光浴をすること、適度な運動をすることが必要です。カルシウムは1日600mg以上必要です。牛乳1本には200mg、ヨーグルト1コには120mg、いわし丸干し1尾には420mgのカルシウムが含まれています。吸収をよくするためには規則正しい一日三食の食事が効果的です。また、タバコの吸いすぎ、アルコールの飲みすぎはカルシウムの吸収を悪くするので控えめにする必要があります。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。ビタミンDは日光にあたると紫外線により活性化されます。そのために、日光浴が必要です。骨は使わないと弱く、もろくなってしまいます。運動による骨への刺激が骨の生成を促進し、骨のカルシウム吸着もよくします。そのために適度な運動が必要です。
骨粗鬆症の治療
粗鬆症になってしまったら、腰などの痛みに対する対症療法と骨の量を増加させる治療を行います。対症療法としては安静、湿布、鎮痛剤投与などがあり、症状により使い分けます。骨の量に関する治療としては、食事・運動療法のほかに薬物治療があります。従来の薬物治療では、せいぜい骨量を維持する程度でしたが、最近は、かなり骨量を増やせるようになってきました。また、女性に対しては、女性ホルモンの補充療法も骨粗鬆症に対して有効です。また、骨がもろくなった人は、骨折を起こさないように、転ばないよう十分注意をすることが必要です。
早期発見早期治療
一度もろくなった骨は治療を行ってもなかなか元の状態には戻りません。ですから骨粗鬆症に対しては早期発見早期治療が必要です。早期発見のために“骨粗鬆症検診”を受けられることをおすすめします。
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